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これは、城河原でいつまでもホタルの飛び交う姿が見られるように、Yさんたちのグループが数名でホタルとカワニナについて調べたものの中から抜粋して、掲載したものです。皆さんが、知っているホタルについてもっと知ってもらえたら、来年の鑑賞が楽しくなるのではないかと思います。

数回に分けて掲載していく予定です。

 

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ホタルの交尾・産卵

 

ホタルの交尾 

 

タッパの蓋の内にセットしたスポンジで、メスにオスが乗って交尾をしている。スポンジの黄色の部分は産卵したもの。

 

 

 

ゲンジボタル

 

オス♂

メス♀

大きさ

約1.5cm

約2.0㎝

発光場所

飛びながら

草陰

幼虫エサ

カワニナ

カワニナ

成虫エサ

草についた水滴

草についた水滴

 

~観察日記より~

観察するホタルの採取を行った際、川沿いに飛んでいるほとんどが、オスだったためメスを見つけるのが大変だった。採取する場所を変えると木の葉の裏にたくさん止まっていて、殆どがメスだった。

採取したホタルを、メス一匹にオス4匹・5匹水苔やスポンジを蓋の内側にセットした半透明のタッパで観察することにした。

通常、自然でホタルは、水辺のコケに産卵。

採取から1日~2日で、交尾・産卵を確認できた。

その後成虫のホタルは、川沿いにかえした。

タッパをそれぞれ違うスポンジやネット、水苔などを蓋の内にセットし産卵から孵化の観察を行った。(ホタルはタッパの蓋に逆さまになり産卵。孵化した卵は自然に水におちるようにした。)

 

ホタルの寿命・・・・成虫になって約一週間(短い命)

 

卵は30日位後に孵化し水中へ・・・

 

=産卵後~孵化までのそ様子=

⇓⇓⇓

ホタルはスポンジをコケの代わりに産卵

タッパ 6 

産卵より二週間位で黒っぽい部分が見られた

PC160008 

産卵から20日位、より黒く

PC200002 

産卵から23日孵化はじまる。孵化→水中へ

PC220001 

観察していたタッパの卵は順調に孵化した。

水苔の卵は産卵は肉眼ではわかりにくかったが、産卵・孵化は順調に他のと同様にあった。

 

薄目のスポンジに産卵させるのが卵の状況や孵化の様子が観察しやすかった。

 

孵化し水中に落ちたホタルの幼虫

sPC220002 

 

固まっている幼虫

sPC250015 

 

ホタルの幼虫の水槽の中にカワニナを入れてみました。

そのままでは、食べることはできないので、貝の先をたたき割って与えた。

ホタルの幼虫はカワニナの貝の中に入り込んで食べている。

また、水槽の中では、ホタルの幼虫は集団でカワニナを追いかけまわし、捕食する。カワニナは必死に水槽の中を逃げ回るようすが見られた。

カワニナとホタルの幼虫 

 

 

カワニナの飼育箱の様子

カワニナの飼育3 

 

 

カワニナの飼育箱にキャベツやスイカ、時には煮干しを餌に入れた。スイカはとても好き。

 

カワニナの飼育1 カワニナの養殖6

 

 

生まれて間もないカワニナ

カワニナカワニナの飼育2 

 

飼育されたホタルの幼虫は産卵から4カ月位で、このくらいの大きさになります。

エサの食べ方が違うので、幼虫の大きさもバラバラです。弱肉強食。餌を食べることが出来ない幼虫はキレイなホタルにその年なることはできません。

ホタルの幼虫 

 

Yさんたちが、ホタルとカワニナの観察をしてきた記録を公開します。↓↓↓↓

 

H20.6.3 雨のち曇り 

 荒河内のうういでにホタルの捕獲に行った。川沿いにホタルが飛んでいたが、ほとんどオスで、メスを見つけるのが大変だった。木の葉や草むらにいるのを捕獲してみるとメスだった。メス3匹とオス14から15匹捕獲して、メス1匹に対してオス4~5匹を湿らせた水苔やスポンジを敷いた半透明なタッパに入れて持ち帰った。

 

H20.6.4 晴れ

 4人で西瓜木場にホタルの捕獲に行った。川沿いに多くホタルが飛んでいたが、オスばかりだった。オスを10匹程度捕獲したが、メスはやっと一匹だった。場所を途中にあった、ため池付近に移動して、やっとメスを2匹追加することができた。

あと、